2021/08/22
石彩のブログを見に来てくださり
ありがとうございます(o^―^o)ニコ
今日は木目金(もくめがね)の
製作体験に来ていただいた方がいらしたので
写真を撮りながら
ワークショップを進めました
(自分で木目金を作っていると
ついつい 写真を撮り忘れ(*’▽’))
せっかくなので
写真で制作工程をお見せしますね
まず木目金って
色の違う金属をたくさん重ねて
叩いたり 削ったり ひねったり
こんな工程をとりながら
模様を出す幻の伝統技法です
何故幻?
伝統工芸や伝統技法って
同じ場所で100年続いたものだけなんです
木目金は秋田で発祥したと言われて
いますが・・・・
100年続いていないので
悲しいですが 伝統工芸や伝統技法に
認定されていません
なので幻の技法と言われています
では本題
作り方
一番やり易い
銀と銅の木目金
今回は 純銀6枚 純銅6枚 計12枚
これをきれいに洗い 交互に積みます
これを鉄の器具を使い固定します
器具ごと火であぶります
ここが一番大事な所!!
銀と銅が温まると一瞬
キラッと光ります☆彡
ここがポイントです
一瞬なので写真が取れないほど
集中していますが
これを見逃すと
悲しいかな ・・・
全部溶けてしまいますので
本当に気を付けてくださいね
無事ついたかきれいにヤスリをかけ
点検
今回は大丈夫でした (*^^)v
この一体化した銀と銅のブロックを
好みの細さにします
金槌で叩いてもローラーという工具を使っても
大丈夫です
金属は叩かれたり ローラーにかけると
固くなるので
こまめになます(金属を火にかける)ことを
お勧めします
好みの大きさになったら
今回は星の模様を作りたい方でしたので
ブロックをネジネジと捻りました
ひねったブロックを真ん中できると
見えますか?
星が見え始めましたよ(o^―^o)ニコ
これをきれいにヤスリなどで整え
リングにします
だんだん木目金のリングらしくなりましたね
これをきれいに磨きます
ここも大切です
本当にきれいに磨き
油分や磨き粉をとります
そうしないと色上げという
伝統技法を使い銅の色をはっきり出せなくなります
綺麗に磨き研磨剤も落としたら
なぜか大根おろしを使います
今回は大根おろしにつけている写真を
取り忘れました (;・∀・)
大根をすりおろし器で擦って
その汁にリングをポチャンとつけます
その後 緑青と硫酸銅を1リットルに対して
3gづつ入れ
一旦沸騰させます
緑青と硫酸銅がきちんと混ざったら
本体を入れ
コトコト煮込みます
本体をつるすのに使っているのは
銅線です
この緑青と硫酸銅の液は何度も使えます
使っていくうちに水が減ってきますので
減った分は水を足しながら使っています
使っていいるうちに
何となく色がつきにくくなたら
新しく緑青と硫酸銅の液をつくりなおしたら
良いと思います
色上げした完成品です
こんな風に強制的に色を付けることもできます
使っていくうちにこの色になるまで楽しむ
そんな方は 色上げせず
使い続けてみるのもいいと思います
こんな工程を取り
木目金ができます
模様のつけ方は他にもありますが
今回は人気のあるお星さまのやり方でした
木目金は海外でもMOKUMEGANEとして
知られている日本の伝統技法です
今自分の作品に何か特徴をつけたい作家さん
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